1982-04-06 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第6号
なぜこういうような制度にしたかといいますと、従来の医療保険制度が大幅な慢性的赤字に悩んできた、あるいは都市部における医師の過剰であるとか、あるいはイタリアの保健医療水準の地域格差といったような問題がございまして、医療保障制度の変革というものに踏み切ったものと思われるわけでございます。
なぜこういうような制度にしたかといいますと、従来の医療保険制度が大幅な慢性的赤字に悩んできた、あるいは都市部における医師の過剰であるとか、あるいはイタリアの保健医療水準の地域格差といったような問題がございまして、医療保障制度の変革というものに踏み切ったものと思われるわけでございます。
まず、アメリカの国際収支の慢性的赤字傾向の原因には、アメリカの大企業が多国籍企業として、海外での売り上げをアメリカ本国からの輸出の四ないし五倍になるところまで世界市場支配を強めたはね返りがあります。また、アメリカが海外に多くの軍事基地を設け、力の政策を推し進めているはね返りもあります。
アメリカの国際収支の慢性的赤字問題と真っ正面に取り組まない限り、首脳会談を何回開いても、来る七月ボンでまた首脳会議を行っても、国際通貨体制の安定はあり得ないと思うのであります。福田首相はこの点をどう認識しているのか。ボンでの首脳会議で、日本は一九七九年、八〇年に実質成長七・五%の成長を期待されそうでありますが、この道はインフレへの道程を意味するのでありますが、首相はこれをどう考えておるか。
さらに、先ほど基本的態度の中の三つの要素の一つとして申し上げました企業対策、すなわち石炭企業の慢性的赤字状態を一日も早く脱却をして経営を健全化するという問題に関連いたしまして、私どもの見るところ、すでに公表されておるようでありますが、炭鉱の大手八社の平均の経常損益面で千六百五十円の赤字が計上されておるという状況であります。
いますけれども、私は大臣が郵政のほうにもたいへん詳しいことも承知しておりますが、電電のほうも健全であると認められておりますし、おのずと収支相償うように運営がなされておりまして、三公社の中で同じように公共企業体としての性格を持ちながら、ひとり国鉄だけが慢性的な赤字をかかえておいでになるということは、どうも国民の一人としてたいへん疑問に思うのですけれども、ほかの公社との比較におきまして、そういう国鉄だけが慢性的赤字
昭和四十六年は、不況とドル・ショックによって、さなきだに慢性的赤字に悩んできた地方財政が、深刻な危機にさらされた年であります。 そこで、私は、この白書の中から指摘し得る二、三の特徴と問題点について、最初に触れておきたいと考えます。
あり余っておる米の問題、いわゆる食管会計の慢性的赤字問題、それに対照的な森林国、山林国でありながら絶対数において足らない森林政策について、総理の御見解を、また御所見をお伺いしたいと思います。
この悪化の事情というものは、低利用の住宅電話の普及並びに電信事業の慢性的赤字累増傾向、さらには設備の投資に伴う金利償却負担といったような面から、さらに悪化の傾向はだんだん深まってまいる、このように見通しておる次第でございます。
やはりアメリカが国際収支の慢性的赤字を解決するという強い措置をとったということと、それから、SDRをやはり発足させるためにはある程度EEC諸国の意見を聞かなければいけない。やはりIMFの協定にEECの意見が今度は加わった改定がある程度行なわれるだろうというふうに私ども考えています。
しかし、だれが企業が崩壊し、あるいは企業が慢性的赤字状態でよいなどと考えましょうか。真に地方公営企業を民主的に再建し、住民の利便に役立たせるためにはどうするかという課題は、私どもの日夜思いをいたしている課題に共通するのであります。 何とぞ委員各位の格別の御検討をお願いいたしまして、私の意見の開陳を終わることにいたします。
自由化の波は、石炭産業とその労働者を塗炭のどん底におとしいれたことをはじめ、池田内閣があおり立てた高度成長政策は、ついに構造上どうにもならない袋小路に追い詰められ、国際収支は、構造的、慢性的赤字体制に転落し、物価は騰貴し、産業間の格差は拡大し、中小企業は戦後最大の倒産を示すという結果に相なっていることは、だれしも目をおおうことはできない事実と相なっているのであります。
質疑を終了し、討論に入りましたところ、日本社会党を代表して野々山委員より、「金解禁にも比すべき画期的な措置を国会審議に付す以前に政府のみで処理したこと、一つの国家群に加担することは、日中問題等の進展に支障を来たすこととなり、時期尚早と思われること、また、今後慢性的赤字基調を克服しがたい国際収支の面、あるいは金融引き締めの強化によって、今後労働条件を悪化させることを予想されるので、現在のような不十分な
また、国際収支の慢性的赤字化は重大である。この赤字の大半は対米関係から発生したのであり、政府は、対米赤字改善に、もっと自主的、積極的に努力する必要がある。米国ド、ル防衛政策を甘く見て、真剣に対処しなかったことは、池田内閣総理大臣の全く見込み違いであった。
戦前におきましては、わが国は英国に次ぐ大海運国として、日本船舶は七洋に雄飛し、その得た外貨は、よく一般貿易の慢性的赤字をカバーして、真に日本経済の一大支柱をなしていたのであります。
第三には、こういう国際収支の慢性的赤字というものを克服するために、必要以上に金融引き締めが強化され、長期化して、中小企業に多大の迷惑を与えるという性格の予算ではないか、こういう悪影響が全く起こらないと断定できるかどうか、その辺の、金融と財政の相関関係の問題として、一つ総裁のはっきりした御意見を承っておきたい。
逆にそういう優柔不断な態度が慢性的赤字を非常に長期化する、こういう心配があるわけであります。今までも金融政策としては大体そういう傾向があったのであります。たとえば去年の一月に預金金利を引き下げて、低金利政策だとやっておいて、七月には公定歩合を引き上げた、九月にも引きしげた、こういうあとを追いかけるような手を打っておるから私は心配するのです。